理事紹介:剱 弘幸 理事(豪州三井物産)

理事紹介:剱 弘幸 理事(豪州三井物産)

皆さま こんにちは。豪州三井物産の剱(つるぎ)と申します。この4月から前任の勝の後を受け継いでメルボルン日本商工会議所の理事を拝命いたしております。色々と至らぬ点もあろうかと思いますが、皆様のご指導ご鞭撻を仰ぎながら頂きながら務めさせて頂く所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

私は、三井物産に入社以来、ほとんどの期間をエネルギー関連の仕事に携わって参りました。最初に関与したプロジェクトがオーストラリアのNorth West Shelf LNG事業であり、初めての海外出張先も西オーストラリア州のパースでありました。また、初めての海外駐在はシドニーで、その後もオーストラリアにおける石油・天然ガスの探鉱・開発案件に数多く関わりました。

この度二度目の海外駐在がメルボルンになりましたので、オーストラリアとは誠に縁が深いと感じております。とはいえ、赴任が決まってからコロナの感染拡大がどんどん進み、渡航ビザは順調に取得できたものの、オーストラリア政府の入国規制が段階的に強化される中で、入国ができるのかどうか最後の最後まで分からない状況が続いた挙句に、シドニー経由でやっとの思いでメルボルンに辿り着くという、得難い経験も致しました。

また、ロックダウンの最中の着任となり、豪州三井物産も3月から在宅勤務体制を敷いておりますので、本稿を書いている時点でオフィスには一度も出社することなく、すべてテレワークでの業務遂行中です。規制に違反した外出に対して高額の罰金が科され、社会的距離を保つために施設や店舗の入店制限を行うなど、自粛要請中心の日本の対応とは異なる厳しさに少々戸惑いながらのメルボルン生活開始となりました。

しかしながら、早期にしっかりした感染抑止策を導入したことが功を奏して、新規感染も収まりつつあり、Stay Safeが大前提ながらも徐々に諸規制が緩和される段階に至ったことは、オーストラリア政府の断固とした対策が功を奏した結果であろうと思います。

オーストラリアは、天然資源に恵まれ、広い国土を有し、言語は勿論文化的背景・国民性など、日本とは異なる点が多々ありますが、双方にメリットのある相互補完関係を築くことのできるポテンシャルの高い国であると考えております。

微力ではありますが、日本商工会議所の活動を通じて、日本企業各社のさらなる活躍と日豪関係の強化に少しでも貢献できるよう努めたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

豪州三井物産株式会社

剱 弘幸

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