武藤 卓夫 2020-21年度会頭就任挨拶: メルボルン日本商工会議所年次総会

武藤 卓夫 2020-21年度会頭就任挨拶: メルボルン日本商工会議所年次総会

この度、メルボルン日本商工会議所の新年度会頭を拝命いたしましたトヨタ自動車オーストラリアの武藤です。トヨタ自動車オーストラリアとして4年ぶりに会頭職を拝命いたします。

当社は約3年前に当地メルボルンでの自動車製造・輸出事業より撤退し、現在は自動車輸入販売会社として規模を大幅に縮小しながら存続させており今回の会頭職は身の丈を超える重責と認識しますが拝命した以上、一生懸命努めさせて頂きますので宜しくお願いいたします。

さて、日豪関係は長い歴史の中、日豪両国間での諸先輩方の粉骨砕身のご尽力のおかげで、豪州貿易パートナーとして第二位の位置を盤石とし、政治・経済・文化分野においてかつてないほど友好的な関係を築いていると言って過言ではありません。

近年では19年訪日豪州人の数がついに60万人を超え一層の人的交流が盛んになっております。

昨年末の森林火災の際には日本の自衛隊機が緊急支援に訪れ、また先日の九州豪雨災害時にはモリソン首相が間髪を置かずに安部首相にテレビ会議でお見舞いの言葉を伝えるなど、国民双方の心の距離が最も近い関係のパートナーと思います。

現在世界中で猛威を振るうコロナウィルスの影響がこの豪州にも大きな影響を与えており、日豪間も文化、人の交流が一時的に途絶えていますが、この混乱が収束した暁には良好な日豪関係を更に発展させるようメルボルン商工会議所として当地日本企業の会員の皆様のご助言を頂きながら活動していきたいと考えます。

これから一年間、在メルボルン日系企業、在留邦人の皆様のお役に立てるよう微力ながら務めていきたいと思いますので、会員各社の皆様のご支援・ご指導を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

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