棚橋紀仁2012/2013年度会頭 就任挨拶: メルボルン日本商工会議所年次総会

皆様こんにちは。デンソー・オーストラリアの棚橋でございます。

この度2012・2013年度メルボルン日本商工会議所の会頭職を拝命いたしました。本年度当所の理事は14名、錚々たる先輩方を差し置いての重職に身震いするような緊張を感じておりますが、経験豊富な、そして英知溢れる先輩方がしっかりと後ろ盾してくださるということは何よりも心強く、微力ながらも1年間精一杯頑張っていきたいとの覚悟を新たにしております。

さて、近年の甚大な自然災害に当地の企業も多大な影響を受けており、更に炭素税、フェアワーク法の実施・人件費の高騰など企業にとって厳しい状況が続いております。しかし、当所会員数は昨年に対し、緩やかに上昇しております。この結果は、本拠地を同じくする日系企業のネットワークとしての日本商工会議所の存在が必要とされている証であるとではないかと考えます。会員あっての会議所ですが設立50年近くなりますと設立当時の目的が現状にそぐわない、会員の要望に十分応えていない部分もあるのではないかと思いますので、初心に戻り「なくてはならない商工会議所」「頼れる商工会議所」を目標に、どうしたら会員に還元できるサービスの提供ができるのか、今後理事の皆様とも協議していきたいと考えています。

本年は日豪経済委員会が50周年を迎え、来年9月には当会議所が設立50周年を迎えます。先輩方が残してくださった礎に感謝し、これを一つの区切りとし、日豪経済の更なる飛躍の一助となる商工会議所を目指したいと思います。今後当所はさらに州政府、メルボルン市とのつながりを強化し、50周年を記念したイベントも企画する所存ですので、会員皆様のご理解を賜ると同時にご参加、ご協力を是非お願い致します。

簡単ではございますが、これをもって就任の挨拶に代えさせていただきます。どうぞ皆様、この1年のご支援を宜しくお願いいたします。

棚橋新会頭

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