日本語弁論大会ビクトリア州最終選考会のご報告

去る9月1日、スインバン大学にて第44回日本語弁論大会ビクトリア州最終選考会が開催されました。今年の出場者は4部門併せて51名、大変水準の高い大会となりました。

オープン部門一位のロンジさんは、ご自分が中国で受けた教育により持っていた日本人に対する考えが実際に日本人と接する機会を得たことにより変わっていったこと、その体験により、真実を人に伝えることの大切さ、教育の重要性を学んだこと、その中から「私の夢」としての目標、中国に帰り、人々に日本人のよさを伝えること、が生まれたことを話してくれました。ロンジさんは会場の視聴者による投票でも一位を獲得し、10月12日メルボルン大学で開催される全国大会に進出します。

また、メルボルン・大阪姉妹都市賞をメルボルン市から授与された金寅(Yin Jin)さんは、慶応大学で身につけた流暢な日本語を駆使し、「半沢直樹」や「今でしょ」などのタイムリーな話題を折り込み「潔く生きる」ことはなにかと説いてくれました。

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昨年よりメルボルン商工会議所は当弁論大会での成績優秀者にトヨタ自動車、三菱商事、ホンダオーストラリア、豊田通商、DENSOの5社によるインターンシップを提供、今年も5名の方にオファーが送られる予定です。

各部門一位を受賞した4名は、10月の全国大会で再度スピーチを披露します。お時間のある方は、懸命に日本語学習に励み州大会で素晴らしい成績を残した方々を応援しにぜひメルボルン大学まで足をお運びください。