2012年6月1日、モナッシュ大学 Japanese Study Centre にて、村岡英裕教授(千葉大学)を招き、被災外国人とリテラシー・ネットワークと題するセミナーが開催されます。
講師 :村岡英裕教授(千葉大学)
日時: 2012年6月1日(金) 4:00pm-5:00pm
会場: モナッシュ大学 ジャパニーズスタディーセンター
クレイトンキャンパス ビルィング54
(Monash University Japanese Studies Centre, Bldg.54 Clayton campus)
要旨:本発表では,2011年3月11日の東日本大震災で被災した浦安市と千葉市の外国人住民調査から、言語サービスのひとつである被災時の情報提供の課題を考察する.調査から(i)自治体などの情報提供を外国人住民が自ら収集することはなかったこと、(ii)外国人住民の日本語のリテラシーではなく,周囲の住民ネットワークの有無が情報の受容プロセスに重要な影響をあたえていたこと,(iii)日本語による的確な情報提供が逆に外国人の連帯、支援の不在のメタ情報を伝達していたこと,などがあきらかになった.最後に,情報がさまざまなネットワークを媒介して受容される「リテラシー・ネットワーク」の概念が被災時の情報提供を考えるうえで重要になることを論じる.
セミナーは日本語で行われます。ぜひご参加ください。
こちらから案内チラシがご覧いただけます。
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Japanese Studies Centre
Faculty of Arts
Building 54, Clayton Campus,
Monash University, Victoria 3800, Australia
Tel : +61 3 9905 2260
Fax : +61 3 9905 3874
Email : japanese-studies-centre@monash.edu
Website: www.arts.monash.edu.au/mai/jsc/