メルボルン日本商工会議所は、H & H Lawyersと共催で「オーストラリア雇用法・Fair Work Actに関するオンラインウェビナー」を開催いたします。
最近のFair Work Actの改正により、新たに労働者の権利として“Right to Disconnect”(通信拒否権)が導入されました。この権利は2016年頃から他国でも導入されており、インターネットの普及によって労働時間外にも仕事に関する連絡が容易に行われることが、労働者の健康に悪影響を与える可能性があることを背景に設けられました。
セミナーの前半では、Right to Disconnectとは何か、この権利を侵害しないための適切な連絡手段、この権利を侵害することで生じ得る問題、そして雇用主として取るべき対策について解説します。
また、コロナ禍のロックダウン期間を経て一般化したWork From Home(在宅勤務)についても説明します。ポスト・コロナの2023年頃からは、多くの労働者がオフィスに復帰しましたが、Work From Homeが定着した職場やハイブリッド運用を行っている職場も少なくありません。Work From Homeは、労働者に仕事時間の柔軟性を与える一方で、プライベートと仕事の境界が曖昧になることで、予期しない法的問題が発生する可能性もあります。特に、Right to Disconnectとの関連については、今後注意が必要です。
セミナーの後半では、Work From Homeに関する法的リスク、最近の判例や関連法改正について解説いたします。
【開催概要】
セミナータイトル:「Fair Work Act改正と“Right to Disconnect”・Work From Homeに関する法令の最近の動きと判例」
開催日時:2024年10月31日(木)15:00~16:00
場所:オンライン Zoom Webinar
登壇者:
• ティンロク シェ(パートナー弁護士)
• 上田 大介 (シニア・アソシエイト弁護士)
• 境田 南美 (弁護士)
(いずれもH&H Lawyers所属)
参加費:無料
申込締切:2024年10月30日(水)17:00
※締め切りました。たくさんの申込ありがとうございました。
お問い合わせ:メルボルン日本商工会議所 事務局 office@jcjsm.org.au