嵯峨伸二新会頭挨拶

嵯峨伸二新会頭挨拶

デンソー・オーストラリアの嵯峨と申します。

長い夏の終わりを告げる秋風を感じる季節になりました。皆様にはご健勝のことと拝察いたします。

この1月からメルボルン日本商工会議所の会頭職を拝命致しました。諸先輩かたがたが50年以上にわたり築かれてきた活動を、理事・会員のみなさまと一緒になって少しでも発展できればと考えています。精一杯努めていきますので、ご支援のほど宜しくお願い致します。

私は20年前に初めての海外赴任でメルボルンに6年間駐在しましたが、帰任する際に必ずもう一度帰ってきて、メルボルンに貢献することを誓いました。20年振りのメルボルンでは、透きとおるような青空をはじめとした雄大な自然が以前のままであること、一方で経済の拡大・人口の増加、交通渋滞に驚いています。日々の生活に目を向けてみますと、配達、電気、電話等のサービスが以前よりも悪くなっていて非常に残念です。「サービスがカタチや仕組みを決める」と言われ、グローバルに人と人との繋がりや生活目線でのサービスが重要視されるなか、サービスに温かさが感じられません。日本人の人と人との絆を大切にし、利用者が豊かな気持ちになれるようなサービスがメルボルンでも実現できれば、大きなビジネスチャンスがあるのではないかと感じています。商工会議所の様々な業種の方々と、業種を跨いだ会話を重ねながら生活目線で一体となった活動を推進するお手伝いをさせて頂きたいと思います。

また、先般メルボルン日本人学校の卒業式に出席させていただきました。生徒さんが本当に立派に育っていることに感動しました。卒業生の自信に満ちた目とメル校生の団結力があれば、今後どんな苦難があっても乗り越えてくれると信じています。

最後に皆様のご健康とご健勝をお祈りしご挨拶とさせて頂きます。

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