JCCIMの皆様、新年明けましておめでとうございます。
東京2020オリンピック・パラリンピックが無事に開催された昨年は、各国が新型コロナウイルスの感染再拡大への対応に追われた一年となりました。当地でもデルタ株の出現後、ロックダウンによる新型コロナ封じ込めは不可能と判断され、ワクチン接種強化による新型コロナとの共存への道を歩み始めました。
長期化するコロナ禍においても幸い日豪関係は良好で、岸田首相が昨年10月に就任した際、最初に米豪首脳らと電話会談を行ったことは、日豪両国連携重視の証と言えます。その翌月もグラスゴーにてモリソン首相と首脳会談を行い、両国間の連携強化および国際社会の課題についての協力について再確認をしました。
ビクトリア州では本年初め、日豪による世界初の褐炭水素サプライチェーンパイロットプロジェクトにて、褐炭から製造・液化された水素を日本へ輸送するため、世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」がヘイスティング港を出港する予定です。
ビクトリア州の姉妹都市関係では、静岡県裾野市とフランクストン市が40周年、大阪府泉大津市とグレータージローン市、そして神奈川県三浦市とウォーナンブール市が共に提携30周年を迎えます。
2022年は日豪間の人の往来が再開して、これら姉妹都市間においても人的交流がこれまで以上に盛んになることを強く願うところです。当館としても引き続き日豪関係の強化はもとより、安全情報や生活とビジネスに役立つ情報等の発信に努める所存です。 最後に、2022年の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りし、年頭の挨拶とさせて頂きます。