去る3月12日、メルボルン日本商工会議所はジェトロ・シドニーと共催で、「アジア大洋州経済圏確立に向けた動きと企業活動の変化」と題したセミナーを行いました。
セミナー第一部では、平木忠義ジェトロ・シドニー事務所調査部長により、ジェトロが2013年10月に実施した「在アジア・オセアニア日系企業実態調査」での結果をもとにした「在豪州日系企業活動実態調査の結果にみられる、経営実態、景況感」をお話しいただきました。在アジア日系企業と比較した在豪の日系企業の経営状況、企業活動、経営上の課題、賃金動向などを取り上げ詳しく解説いただきました。
まだ第二部では、ジェトロ・シンガポールより椎野幸平事務所次長をお迎えし、「アジア大洋州のFTA動向~RCEP、AECと日系企業活動への影響~」についてお話しいただきました。今後日豪の貿易に大きく影響を与えるであろうFTAの豪州、NZまたはアジア各地での動向を解説いただいたほか、東アジア包括的経済連携協定(RCEP)、ASEAN経済共同体(AEC)、環太平洋パートナシップ(TPP)などとの比較、各種事例など大変有益なお話を伺いました。
Q&Aセッションに続く懇親会では会場となったKPMG社より提供いただいた飲み物・軽食を楽しみながら、参加者の皆様が和やかに談笑されました。
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