ジェトロ・シドニー事務所の平野修一と申します。
2014年6月に土屋の後任としてジェトロ・シドニー事務所に赴任して参りました。メルボルン日本商工会議所各位のご厚情により引き続き常任理事という大役を仰せつかり大変光栄に思っております。
小職は、メルボルンに2001年から06年初めまで当時のジェトロ事務所の調査担当者として駐在しておりました。その際、メルボルン日本商工会議所および日本人会の活動として文化広報部長を担当させていただき、ニュースレターの発行・送付のほか、年3回ほどの日本映画の上映会をアレンジしておりました。毎回楽しみにして参加していただいた会員の方々から、心温まる言葉をかけていただいたことが今でも忘れられない思い出です。
今回、8年ぶりに訪れたメルボルンの街並みや雰囲気は思ったほど大きく変わっていない印象を受けました。一方、日豪経済関係においては大きな変化、歴史的な出来事がございました。2006年12月に交渉開始が合意された日豪EPAが、今年の4月アボット首相の訪日時に大筋合意に至り、更に7月初めに安倍首相の訪豪時に調印されたことであります。まさに両国が「新たな特別な関係に至った」ことで、日豪間の経済交流がますます活発になることが期待されます。
現在シドニー拠点ではございますが、メルボルン駐在時の経験を生かして、会員企業の皆様が活動するうえで少しでもお役にたてるよう精一杯努めてまいりたく存じます。
日本貿易振興機構(ジェトロ)シドニー事務所長
平野修一
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