「豪州自然災害リスクセミナー」のご報告

「豪州自然災害リスクセミナー」のご報告

去る9月18日、メルボルン日本商工会議所はアシャースト法律事務所、東京海上日動社と共催で「豪州自然災害リスクセミナー」を開催した。

前半は「豪州自然災害リスクの傾向と企業に求められる対応」と題し、東京海上日動オーストラリア支店の保坂 賢治氏を講師にお迎えし、お話を伺った。

保坂氏は豪州に於ける過去50年間の主な自然災害について、種別発生頻度、保険損害額などの情報を織り込み、その傾向を説明された。また今後の社会変化などによるリスクの拡大、経済損失の予測にも言及、ケーススタディとしてNSWで発生した雹による損害、豪雨による水害について概要を説明、このようなリスクに対する対応策を例示された。

後半はアシャーストパートナーであるフィオナ・ハドソン氏により、「自然災害のリスクに備えるために~不可抗力条項をはじめとする契約上の留意点」を説明いただいた。ハドソン氏は、自然災害が発生したときの悪影響や損失といったリスクの認識と分析を通じ対応手段としての契約上の防衛方法を実例を交え詳しく説明された。

セミナー後はQ&Aタイムを兼ねたネットワーキングセッションとなり、軽食とドリンクが供され参加者の間で活発な交歓が行われた。

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