監事紹介:矢野裕康監事(三菱東京UFJ銀行)

皆様、メルボルン日本商工会議所/日本人会の監事を務めてさせていただいております三菱東京UFJ銀行の矢野でございます。
弊行のオセアニア拠点は、現在メルボルンの他、シドニー、パースそしてニュージーランドのオークランドと4拠点ございますが、ここメルボルン出張所は1985年に前身となる現地法人がシドニーと同時に開業して以来フルバンキング業務を継続しており、来年で30周年を迎えます。

私個人としては、メルボルンに着任して3年4か月が経過しました。私にとっては、ロンドン(1991年-1994年)、台湾(2003年-2008年)に次ぐ3番目の赴任地です。ロンドンでは、初めての海外勤務で欧米人のワークスタイルにカルチャーショックを受けると共に、日本がFar Eastであることを実感した記憶があります。台湾では、「二つの中国」という歴史的問題を認識させられると共に、それを踏まえてもなお日本人に対する強い親近感を抱く台湾人の暖かさに感銘を受けました。そして、ここメルボルンでは、明るく暖かい人柄、生活面での豊かさ/充実したライフスタイルを感じているところです。
週末にボートを牽引しながら走り去る車の数々、公園でBBQを楽しんだり、海外沿いの道を黙々と走り続ける人々を見ていると、プライベートを充実させ、それを仕事の糧としている様子が伺われます。また、イベント・シティと称されるように全豪オープン、F1、AFL、メルボルンカップ等々、気軽に世界的なイベントを楽しむ環境に置かれているメルボルンの人々を羨ましく感じます。このような環境の中で、日本人コミュニティにおける交流も非常に活発であり、これは商工会議所・日本人会の日頃の活動の成果です。
また、本年2月にはビクトリア州政府と共催で商工会議所50周年記念セミナーが開催され、弊行グループ会社の三菱UFJリサーチ&コンサルティングより講師を派遣させて頂く形でお手伝いさせて頂ききましたが、州政府の当商工会議所に対する非常にサポーティブな姿勢が印象に残っています。これもひとえに、理事並びに会員の皆様の日頃の活動並びに諸先輩方のご苦労を通じて築きあげられた当地における当商工会議所のプレゼンスの高さが背景にあると思います。
幹事としての仕事は、毎年の会計監査や役員選挙が主なものですが、それ以外の活動においても、商工会議所・日本人会の更なる発展のために、微力ながら貢献できればと考えておりますので、ご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。会員皆様の益々のご発展祈念しております。

 

三菱東京UFJ銀行

矢野 裕康

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