KAITEKI Fresh Australiaは、三菱樹脂株式会社の100%子会社として、植物工場を用いた安心・安全な無農薬野菜の生産、販売を行うため2014年7月31日にメルボルンに設立されました。
オーストラリアは、度重なる干ばつと深刻な水不足により将来の農業生産に大きな課題を抱えています。 また食料品供給のグローバル化が進む中、食の安全性というものに対する消費者の意識は世界中で年々高まっています。 そのような状況を踏まえ、2013年4月にビクトリア州政府ノックスフィールド農業試験場に太陽光利用型植物工場を導入し、実証実験を経て、2014年4月から葉物野菜のテスト販売を行ってきました。本植物工場は三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱樹脂グループの閉鎖型人工光苗栽培システム「苗テラス®」および葉菜類養液栽培システム「ナッパーランド®」を組み合わせたもので、より省資源でより安全・安心な無農薬葉物野菜を周年供給することができる上、野菜のシェルフライフが長いという特徴があることもわかりました。これらの試験結果を踏まえ、KAITEKI Fresh Australia Pty Ltdを設立致しました。 現在、KAITEKI Freshは、メルボルンの都心から約85kmの郊外に農場を建設しており、ここからホウレンソウ、ルッコラ、ケールなど、地球環境にやさしく、安全でおいしいオーストラリア産野菜を豪州内はもちろん、輸出も含めより多くの方々にお届けしたいと考えております。そして私たちは、ここでの活動を通じて、三菱ケミカルホールディングスグループが提唱するKAITEKI(人にとっての心地よさに加え、社会にとっての快適、地球にとっての快適を併せもったもので、真の持続可能な状態)社会の実現を目指してまいります。
【会社の概要】
社 名: KAITEKI Fresh Australia Pty Ltd
発 足: 2014年7月31日
所 在 地: 6/450 Princess Highway, Noble Park, Victoria 3174, Australia
代 表 者: 代表取締役 最高経営責任者(CEO) 荻原 勝年
取締役 最高執行責任者(COO) 山口 祥司
株主構成: 三菱樹脂 100%
事業内容: 太陽光利用型植物工場による安心・安全な無農薬野菜の生産・販売