JCCIM政経セミナー  「豪州政治ワークショップ」のご案内

JCCIM政経セミナー 「豪州政治ワークショップ」のご案内

2013年6月に実施し大変好評いただきましたオーストラリア政治ワークショップを今年も開催いたします。本ワークショップではオーストラリア3大政党(労働党Labor、国民党Nationals、自由党 Liberal)の大臣・全国書記長経験者3人を講師に迎え、オーストラリアの政党の特徴と傾向、政権が経済に及ぼす影響などについて解説いただきます(日本語解説あり)。要領は以下のとおりです。ご多忙中とは存じますが多数のご参加をお待ちしております。

日時: 2015年9月29日(火) 5:00開場5:30ワークショップ開始、6:30終了後ネットワーキング~7:30pm
場所: Lander & Rogers: Level 12, 600 Bourke Street, Melbourne VIC 3000 T: 03 9269 9000
参加費: JCCIM会員無料(非会員に於かれましては、会員で定員に達しなかったときのみ有料にて申し込みを受付けます)
申込: メールにて事務局まで9月18日(金)までにお申し込みください

講師紹介

アンドリュー・トムソン 外国法事務弁護士(元連邦政府内閣大臣・自由党)

アンドリュー・トムソン氏はメルボルン大学の法学部、文学部(日本語と中国語)を卒業、後に米国のジョージタウン大学で法学修士号を取得。1983年から一年間慶應義塾大学に留学、1986年に北海道大学法学部の助手を勤め、90年代初頭には東京の外資系金融機関で法務部の仕事に携わり、豪州ビクトリア州弁護士として日本国内で外国弁護士登録、福岡にも拠点に於き活動中。氏は日本語の他に中国語・アラビア語も堪能で、弁護士としての経験は多国間の通商争議、WTO条約の解釈に加え、多くの企業のM&A案件、合弁会社設立、証券取引所への上場、雇用契約などを含む。1995年から2001年まで、トムソン氏は、シドニーの東部地区を代表するオーストラリアの衆議院議員を努め、この間外務副大臣を始め、スポーツ・観光・オリンピック2000年シドニー大会担当大臣、豪州国会条約委員会の委員長等を歴任した。現在Lander & Rogers顧問弁護士。

Mr Geoff Walsh AO (元労働党全国書記長)

Director, Western Bulldogs Football Club; Andrology Australia; Ambassador, Australian Indigenous Education Foundation
La Trobe大学卒業後、ウォルシュ氏はエイジ紙Australian Financial Review紙などの記者として従事。労働
党のホーク首相、キーティング首相のシニア・アドバイザーを務めたのち外交官となりジュネーブの国連事務局内
国際労働機関に勤務、1995年には在香港オーストラリア総領事に任命される。2000年に労働党全国書記長
に就任、その後2年間に亘り政府コンサルタントとして活躍する。 2005年には、労働党全国書記長としての功
労、豪州香港間の友好に貢献したことからオーストラリア勲章を受勲。2006年に当時のブラックスビクトリア州首
相の首席補佐官、続いてブランビー州首相のシニア・アドバイサーを務めた。2007年11月にウォルシュ氏は
BHP BillitonにPublic Affairsのダイレクターとして参加、のちのCEOであるMarius Kloppers氏と密接に関わり、Kloppers氏がCEOになると彼の特別顧問を務めた。ウォルシュ氏はまた、国会議事堂に永代使用の駐車スポットを持つことでも有名であり、キャンベラにおける権力の回廊の舵取りに定評がある。2010年に当時のラッド首相が掲げた「資源超過利潤税」の導入案に猛反発、氏が中心となり労働党の陰の実力者であるKarl Bitarらに働きかけ法案を骨抜きにしたのは記憶に新しい。

Hon Larry Anthony (元連邦政府内閣大臣・国民党)

ラリー・アンソニー氏はポッターウォーバーグやメリルリンチで株式仲買人・投資銀行家として活躍した後、1996年に連邦議員に選出され、2004年までニューサウスウェールズ州のリッチモンド地区の議席を保有した。その間、ハワード政権のもと彼は児童·青少年問題担当大臣、通信・貿易大臣、連邦政務大臣としての任に当たる。氏はまた衆議院で行政、企業・証券金融機関に関する常任委員会のメンバーも務めた。アンソニー氏は、社会保障や社会奉仕の分野における問題解決の場で大きな成功を収め、年間600億ドルの予算を有するCentrelinkを担当した、歴代最も長い在任期間を誇る大臣であり、社会政策改革における彼の功績は広く認識されている。貿易の分野では、輸出市場開発計画の運営を担った。アンソニー家は連邦議会で歴代56年間議員を務め、各員が大臣を任命された豪州史上唯一の家系であり、ラリー氏はその三代目である。

 

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