【7月12日】JCCIM政経セミナー  ~豪州政治ワークショップ~

【7月12日】JCCIM政経セミナー  ~豪州政治ワークショップ~

2016年7月2日に豪州連邦「両院解散同時選挙」が行われます。この連邦選挙は、首相交代劇後初であり、与党再選か3年ぶりの政権交代かを国民に問う重要な選挙となります。

メルボルン日本商工会議所は、毎回大変好評をいただいておりますオーストラリア政治ワークショップをこの選挙の結果を踏まえたタイミングの7月12日(火)に開催いたします。

ワークショップでは経験豊かな政治家の方々をお招きしオーストラリアの政党の特徴と傾向、この総選挙の結果が日系企業をはじめとする経済に及ぼす影響などについてお話しいただきます。今回も日本語堪能なアンドリュー・トムソン弁護士に概説・進行をお願いし、3名のパネラーに今後の政局を解説・予想いただきます。

要領・パネラープロフィールは以下のとおりです。多数のご参加をお待ちしております。

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日時:      2016年7月12日(火)
5:00開場5:30ワークショップ開始、6:30終了後ネットワーキング~7:30pm

場所:      Lander & Rogers: Level 12, 600 Bourke Street, Melbourne VIC 3000
T: 03 9269 9000

参加費:      JCCIM会員無料、RSVPで定員に達しなかった場合のみ非会員の参加を受け付けます(有料)

申込:        フォームからご登録ください  http://jcjsm.org.au/jccim/registration

締切:        7月4日(月)COB

 

司会・パネラープロフィール

アンドリュー・トムソン 外国法事務弁護士(元連邦政府内閣大臣・自由党)

thomsonアンドリュー・トムソン氏はメルボルン大学の法学部、文学部(日本語と中国語)を卒業、後に米国のジョージタウン大学で法学修士号を取得。1983年から一年間慶應義塾大学に留学、1986年に北海道大学法学部の助手を勤め、90年代初頭には東京の外資系金融機関で法務部の仕事に携わり、豪州ビクトリア州弁護士として日本国内で外国弁護士登録、福岡にも拠点に於き活動中。氏は日本語の他に中国語・アラビア語も堪能で、弁護士としての経験は多国間の通商争議、WTO条約の解釈に加え、多くの企業のM&A案件、合弁会社設立、証券取引所への上場、雇用契約などを含む。1995年から2001年まで、トムソン氏は、シドニーの東部地区を代表するオーストラリアの衆議院議員を努め、この間外務副大臣を始め、スポーツ・観光・オリンピック2000年シドニー大会担当大臣、豪州国会条約委員会の委員長等を歴任した。現在Lander & Rogers顧問弁護士。

 

Mr Geoff Walsh AO (元労働党全国書記長)

walshDirector, Western Bulldogs Football Club; Andrology Australia; Ambassador, Australian Indigenous Education Foundation

La Trobe大学卒業後、ウォルシュ氏はエイジ紙Australian Financial Review紙などの記者として従事。労働党のホーク首相、キーティング首相のシニア・アドバイザーを務めたのち外交官となりジュネーブの国連事務局内国際労働機関に勤務、1995年には在香港オーストラリア総領事に任命される。2000年に労働党全国書記長に就任、その後2年間に亘り政府コンサルタントとして活躍する。 2005年には、労働党全国書記長としての功労、豪州香港間の友好に貢献したことからオーストラリア勲章を受勲。2006年に当時のブラックスビクトリア州首相の首席補佐官、続いてブランビー州首相のシニア・アドバイサーを務めた。2007年11月にウォルシュ氏はBHP BillitonにPublic Affairsのダイレクターとして参加、そこでのちのCEOであるMarius Kloppers氏と密接に関わり、Kloppers氏がCEOになると彼の特別顧問を務めた。ウォルシュ氏はまた、国会議事堂に永久使用の駐車スポットを持つことでも有名であり、キャンベラにおける権力の回廊の舵取りに定評がある。

 

Dr Andrew Southcott (1996-2016連邦議会衆議院議員・自由党)

southcottアンドリュー・サウスコット氏は南豪州選出の代議院議員であり豪日国会友好連盟元会長である。氏はアデレード大学医科を卒業後外科医として勤務。在学中の1989年にアデレード医学生協会会長として自由党に参加する。政界に入った後フリンダース大学で経済学の学士号、アデレード大学で経営管理の修士号を取得。氏は共和主義の支持者であり、合同常任委員会の議長であった。2014年7月に安倍首相が豪州国会で行った演説内でも氏の名前が挙げられ、その議員交流への尽力に謝辞が述べられた。2015年9月に次期選挙には出馬しないことを表明、政治家としての約20年の長いキャリアに終止符を打つ予定であり、政界引退後は医療の世界に戻る意向と言われている。

http://www.andrewsouthcott.com.au/

 

Hon. Michael Ronaldson (1990-2016連邦議会衆議院/上院議員・自由党)

ronaldsonマイケル・ロナルドソン氏は長いキャリアを誇るVIC州選出の元国会議員。氏はメルボルン大学法科を卒業後、地元バララット市で市議会議員を2期務めた。その後1990年から2001年までバララット選挙区選出の衆議院議員として国会に進出。2001年に一旦政界から退き、スノーウィーハイドロ社のディレクター職を務める。2005年7月政界に復帰し、2016年2月までビクトリア州選出の上院議員として連邦議会で長期活躍した。議会在籍中、氏は退役軍人省の大臣、アンザック・センテナリーでの首相支援大臣、アボット政権下国家特別大臣を歴任する。

ロナルドソン氏は2016年5月にオーストラリア・ポストの理事に任命された(任期3年)。

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