羽田恵子名誉理事(メルボルン総領事)「2017年 年頭のご挨拶」

羽田恵子名誉理事(メルボルン総領事)「2017年 年頭のご挨拶」

メルボルン日本商工会議所の会員の皆様、明けましておめでとうございます。

昨年1年を振り返りますと、日豪の経済関係が更に大きく発展した年だったと思います。10月に開催された第54回日豪経済合同委員会は、両国から400名以上が参加し近年で最大規模となり、大成功でした。資源、エネルギー、金融サービス等の分野に加え、ICT、再生医療、農業といった有望分野についても活発な議論が行われ、次世代リーダーズ・プログラムでは若手の方々の将来への思いを伺うことができました。総督、首相をはじめとするビクトリア州政府のサポートも大変力強く、日豪連携の大きな可能性を改めて実感した次第です。

これに先立つ9月には、アンドリューズ首相が日本を訪問し、医療を中心に様々な分野における機会への期待が高まったと伺っています。安倍総理大臣は、ターンブル首相就任後、同首相との間で4回の会談と2回の電話会談を行っており、政治レベルでも引き続き大変良好な関係が続いています。

貴商工会議所は、第1回日豪経済合同委員会が開催されたのと同じ1963年に設立されました。その後半世紀以上にわたる日豪経済関係発展への貢献が認められ、昨年、外務大臣表彰が授与されたことを大変喜ばしく思います。また、日本人学校への支援やメルボルン夏祭りの運営を通じ、経済にとどまらず幅広い分野で在留邦人の融和や日豪友好促進にご尽力頂いていることに、改めてお礼申し上げます。

先月にはカンタス航空のメルボルン・成田直行便が就航し、日本とメルボルンの交流はますます活発になることと思います。総領事館と致しましても、貴商工会議所との連携を一層密にしつつ、日豪経済関係の更なる強化に向け引き続き努力して参ります。

2017年が貴商工会議所にとって更なる飛躍の年となることと、会員の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせて頂きます。

在メルボルン総領事 羽田恵子

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