今般メルボルン日本商工会議所はアシャースト法律事務所と共催で、会員企業の皆様を対象に掲題のセミナー「倒産法、会社法から考える － オーストラリア経済成長減速の中での事業運営」を開催致しますのでご案内申し上げます。
世界金融危機以来、オーストラリアは他の先進国を上回る経済成長を続けてきました。しかしながら、資源ブームにも一服の兆しがみられ、失業率の上昇やＭ＆Ａマーケットの縮小に関するニュースも耳になさっていると思います。
さらに政治的先行きの不透明さも大型案件の動きに歯止めをかけるなど、経済成長失速の要因となっております。
このような経済事情の下、オーストラリアに投資され事業を営む日系企業の中で、中期的な利潤見通しが立たず親会社からのプレッシャーに頭を悩まされている方も少なからずいらっしゃると思います。
その対応策として、さらに豪州子会社や合弁事業に資金を注入して財政事情の改善を図るか、あるいは現在の投資路線を変更するかの判断を迫られる状況が考えられます。
かかる場合、子会社や合弁会社の取締役として善管注意義務（善良な管理者としての注意義務。名義だけの取締役の場合特に注意が必要。）や株主間契約の関連条項にも留意する必要があります。
今回のセミナーでは、アシャースト法律事務所の倒産法・会社再建チームのライオネル・ミーハン（メルボルン事務所）と会社法・M&A の小川夏子（東京事務所）の二人の弁護士から、上に述べた内容に加え、会社倒産の概要、資金調達の選択肢（debt v equity）についてもお話しいただき、また、最近、同弁護士が取り扱われた事例を挙げ、日本語でわかりやすく説明していただきます。
■日 時： 5月７日（火）16:30～18:30（セミナー終了後、同じ会場で懇親会）
■場 所： アシャースト法律事務所、メルボルン・オフィス
(L 25, 181 Williams Street, Melbourne )
■参 加 料：（会員）無料
■講 師： アシャースト法律事務所
・ライオネル・ミーハン（メルボルン事務所パートナー）
・小川夏子（東京事務所パートナー）
お申し込みはJCCIM事務局あて、5月1日(水)までにお名前、企業名、メールアドレスをお書き添えの上ご連絡ください。
皆様の多数のご出席を心よりお待ちしております。