この度、メルボルン日本商工会議所は、クレイトン・ユッツ法律事務所と共催にて、商工会議所会員の皆様を対象に標記テーマのセミナーを9月10日(火曜日)に開催することになりました。
日系企業がオーストラリアで事業を行う場合、現地企業とジョイント・ベンチャー(JV)を組成してマイノリティー出資を行い、JVの経営については基本的に現地企業に任せつつも、一定程度JVの運営管理に関与することがよく行われています。このような中、日系企業によるオーストラリアへの投資案件が増加するにつれ、JVの運営管理やモニタリングなどの点で当初想定していなかった問題が発生したという事案も増えており、現実にJVの運営を現地企業に任せていたマイノリティー出資者による運営情報へのアクセスが認められなかった裁判例も出ております。
そこで、今回は、特にマイノリティー投資をする際のJV契約やJVの管理及び取締役にまつわる問題に焦点を当て、クレイトン・ユッツ法律事務所のパートナー弁護士で日本国弁護士でもある加納寛之氏から、オーストラリア及び日本で合計15年以上にわたり、日系企業が関与する数多くのJVが抱える問題に対処してきたご経験を踏まえ、以下のトピック毎にその対処方法や予防策等について、多くの事例研究を交えながらわかりやすく解説いただきます。
1 一般的なJVの形態及びその特徴(法人型、非法人型及び信託型)
2 JVに関する意思決定(決議事項及び決議方法等)
3 JVの情報へのアクセス(対象となる情報の種類及び情報請求権の確保)
4 JV参加者の構成変更(第三者がJVに参加する場合に関する検討事項)
5 JV参加者間のデッドロック/紛争の予防及び解決方法
6 JVからの出口戦略(方法及び検討事項)
なお、セミナー終了後、会場内で懇親会を開催いたします。追加のご質問やご相談、他社との異業種交流及び情報交換にも有用ですので、お多忙中とは存じますが、多数のご参加を賜りますよう、ご案内申し上げます。
■日 時: 2013年9月10日(火曜日)
16時15分受付
16時30分 - 18時
(セミナー終了後、懇親会を開催いたします。)
■場 所: クレイトン・ユッツ法律事務所メルボルンオフィス18階「ボードルーム」
(Level 18, 333 Collins Street, Melbourne, VIC 3000)
■講 師: クレイトン・ユッツ法律事務所
パートナー 弁護士
加納寛之(豪州QLD州・連邦、日本国及び米国NY州弁護士)
■参加料: 無 料
申し込みはJCCiMSeminarFORM10Sept2013にご記入の上、事務局までご返送ください。なお参加申し込みの締め切りは9月5日(木)COBとさせていただきます。