皆さま、はじめまして。
三菱UFJ銀行の深代(ふかしろ)です。昨年8月、前任の霜田がムンバイへ異動したことに伴い、メルボルン日本商工会議所、日本人会及び日本人学校の監事職を引き継ぎました。精一杯務めますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まずCOVID-19感染拡大の影響を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。弊行を含むMUFGグループは、世界が一日も早く活力と安定を取り戻せるよう、社会の礎としての責任を果たして参ります。
MUFGグループは今年の4月、「世界が進むチカラになる。」をパーパス(存在意義)と定め、これを実現する新たな中期経営計画をスタートさせました。全てのステークホルダーの皆さまが課題を乗り越え、持続可能な未来、新たなステージへと進む時、その思いを叶えるチカラになること、そのために全力を尽くすこと、それがこの先も変わらない弊行のパーパスです。スピード重視で事業モデルの変革を進め、皆さまの課題解決に貢献し、未来を切り拓く強い銀行を目指していく所存です。
弊行のオセアニア地域における歴史は、1915年に旧行の一つである横浜正金銀行がシドニーに進出して以来、実に100年超に及びます。このうちメルボルンでの事業は、やはり旧行の一つである東京銀行が1969年に事務所を開設して以来、50年超の長きに亘り続いており、おかげさまを持ちまして、現在では、日系企業を含む多数の法人のお客様からお取引を頂いております。引き続きMUFGの強みを活かして変革に挑戦し続け、メルボルンのお客様の「チカラ」になりたいと考えています。
私自身は、昨年4月にオーストラリアに参りました。普段はシドニーに駐在しおり、シドニー、メルボルンの他、パース、オークランドのオセアニア4拠点を担当しています。とりわけメルボルンについては、コロナの制約下での往来からの実感に限られてはしまいますが、流石は「世界で一番住みやすい都市」、実に美しい自然、趣ある街並み、美味しい料理やワイン、おおらかな人々に完全に魅了されたと言っても過言ではありません。過去、社命にてシンガポールとロンドンで計11年の海外駐在を経験してきましたが、いずれと比較しても、圧倒的に心地よいであろう四季を、帯同の家族ともども、存分にエンジョイしたいと思っています。
今後、商工会議所や日本人会、日本人学校の活動を通じ、微力ながら、日豪関係の益々の発展に向け、また、少しでも日系企業並びにその社員の皆様のお手伝いができよう、精一杯取り組んで参ります。是非とも一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
三菱UFJ銀行 オセアニア総支配人 深代寛人