皆様、メルボルン商工会議所の理事を務めております丸紅メルボルン支店の團です。2011年4月に当地に赴任以来、この春で早くも3年になろうとしております。前回の海外赴任地がタイのバンコックで、違った文化ですが両都市ともに素晴らしく、生活には申し分ない環境で感謝しております。
全豪オープンテニスの試合が一時中断されるほどの熱波で連日40度を越す猛暑の中、原稿を書いておりますが、このニュースレターが皆様のお手元に届く頃にはメルボルンの暑さも和らいでいる事と思います。
さて、赴任2年目の2012/2013年度に約10年ぶりに弊社が当商工会議所の理事をさせていただくことになり、また本年度2013/2014年度も引き続き務めさせていただいております。
今年で50周年を迎える当商工会議所の歴史編纂に事務局は尽力しており、その一環で過去の理事の遍歴を拝見しましたが1980年代の理事はほぼ全員が商社の方々で運営されておりました。現在、商社関係は3割程度になっており、メルボルンの産業構造が時代と共に変化して来たように今後も変化して行く事と思います。
新しい業種・業態の方々にも是非参画して頂き、時代の流れと共に当商工会議所も変化に対応して行くべきだと思います。
また当商工会議所の活動・機能は理事の特定の興味分野・考えだけではなく、会員の皆様のニーズに答えなければ将来厳しい状況に直面するのではと愚考しており、一理事ではありますが微力ながら会員の皆様の声を大事にしたいと考えております。
それと若い世代の駐在員の方々の協力が無ければ現状の当商工会議所の諸活動は成り立って行かないような気がします。実際にいろんな実務をやって頂いているのは若い世代の方々ですし、業務の一環として上司から言われて仕方なく、また無理を重ねと言うのでは長続きするかどうか、また本当の意味での参加とは言えないのではないでしょうか。活動の内容・関わり方も含め精査の必要も出て来ましょう。
私自身、現状こうだからと言うのではなく、また個別企業の利益ではなく、当商工会議所の将来の発展という観点から残り半年の活動・発言を行っていく所存です。
最後になりますが、本年度も会員の皆様の益々の御発展をお祈りしております。
丸紅メルボルン支店 團