監事紹介:飯野孝弘監事(三菱UFJ銀行)

監事紹介:飯野孝弘監事(三菱UFJ銀行)

三菱UFJ銀行の飯野貴弘(いいのたかひろ)と申します。今年4月に着任し、メルボルン日本商工会議所の監事に就任させて頂きました。今後よろしくお願いいたします。

私と豪州の縁は40年近く前に遡ります。豪州の中でも特にビクトリア州で盛んな「Footy」ことオーストラリアンフットボールは、1986年に初めて日本でエキシビションゲームを行いました。当時中学生だった私は、偶然にテレビでその宣伝を見て面白さに魅せられ、思わずチケットを購入。横浜スタジアムで開催されたHawthorn Hawks対Carlton Blues戦を一人で見に行ったことを、今でも覚えています。

その後、豪州に行ってみたいと願い叶わぬまま時間がたち、仕事でもプライベートでも来訪するのはようやく今回が初めて。着任後早速に、37年振りのオーストラリアンフットボール観戦の機会を得て、フィールドをカンガルーのように縦横無尽に飛び回る選手達を見て、当時の興奮が鮮やかに蘇りました。その時、今回の豪州赴任は、37年前の「伏線回収」であり私にとっての「運命」だったのではないか、と勝手に感じた次第です。

10月初にメルボルンで第60回目となる日豪合同経済委員会が開催され、私も参加させて頂きました。最多となる300人以上の代表団が日本から来訪する等、史上最も良好といわれる日豪関係を象徴するような熱気に満ち溢れた数日間。テーマはエネルギーから安全保障・イノベーションと多岐に亘り、両国の官・民・学から幅広い世代の方々が集い活発に議論する様は、オーストラリアンフットボールの試合のような躍動感がありました。

三菱UFJ銀行は、1915年にシドニーにオフィスを開設して以来100年以上の歴史を数え、豪州内でシドニー・メルボルン・パースの3カ所にオフィスを構える唯一の邦銀として、日々奮闘しております。貸出・決済・為替・債券等の幅広い機能を持つ銀行として、豪州の日系企業・現地企業の皆様がビジネスで「ゴール」を決められますよう、そして日豪両国の経済発展に貢献できますよう、金融面でしっかりと「アシスト」させて頂きます(オーストラリアンフットボール的に言うと「Kick+Mark」「Handball」でしょうか)。

ちなみに私、オーストラリアンフットボールの代わりにバスケットボールを長く続け、バスケットボール部の先輩との御縁で銀行に入社し、バスケットボールが盛んな米国への赴任機会(計10年)を得ました。スポーツに導かれ、スポーツから多くを学んだ人生です。「Sporting Capital of the World」と呼ばれるメルボルンで、日本商工会議所の皆様のお役に立てますよう微力ながら尽力して参りますので、ご指導ご鞭撻のほど何卒お願い申し上げます。

三菱UFJ銀行 飯野貴弘

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