皆さま、こんにちは。日本航空株式会社の安光晋作と申します。昨年の5月よりメルボルンに赴任し、7月より商工会議所の理事を務めさせていただいております。この場をお借りしまして、会員の皆さまにご挨拶申し上げます。
弊社とオーストラリアとの関係は、私が生まれる前の1965年まで遡ります。1965年9月にシドニー営業所、1967年5月にメルボルン営業所を開設しました。自社便の運航でいえば、実は1956年のオリンピックメルボルン大会の選手団輸送が最初となりますが、定期便としては1969年9月のDC-8型機による東京=香港=マニラ=シドニー線がオーストラリア初路線となり、その後約50年の間にビジネス需要、観光需要に応じる形で、ブリスベン線やケアンズ線など多くの路線開設・廃止を経験してまいりました。
メルボルンに話を絞りますと、1989年7月にカンタス航空との共同運航便として、東京-アデレード-メルボルン-東京線の運航を開始しました。(カンタス航空保有のB747型機による運航) その後、運休、再開を繰り返し、メルボルンの皆さまの期待に十分にお応えすることができませんでしたが、昨年9月より改めて東京=メルボルン線を開設させていただく運びとなりました。定期便として日本航空の翼で運航するのは初めてのことであり、ここに至るまで多くの皆さまからいただきましたご支援に改めまして御礼申し上げます。ぜひ次のご出張、ご旅行の際には日本航空の翼をお選びください。
私自身、海外赴任はニューヨークに続き2度目となりますが、オーストラリアとの関わりについては20数年前にポートダグラスで結婚式を挙げ、新婚旅行でタスマニアを訪問したことがあり、また従兄妹2人がメルボルンに在住していることもあり、今回のメルボルン赴任は何か運命的なものを勝手に感じております。息子たち2人は日本ベースの生活になりますが、妻と13歳の娘と一緒にメルボルンの自然、文化を全身で感じる毎日を過ごしていきたいと思っています。職業柄移動はもっぱら航空機が多いのですが、先日XPT鉄道でメルボルンからシドニーまで移動したり、グランピアンス国立公園までドライブをするなど、早速ビクトリア州の大自然を経験しております。また、「オーストラリア=ワイン」と思っていたのですが、ビールもたいへん美味しいので、尿酸値がこれ以上上がらないよう注意しています。
商工会議所・日本人会の理事を拝命するのは初めての経験ではありますが、日豪関係のさらなる発展と、商工会議所・日本人会の会員の皆さまのために微力ながら尽力してまいりますので、ご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。