松永一義名誉理事(メルボルン総領事)「2019年 年頭のご挨拶」

松永一義名誉理事(メルボルン総領事)「2019年 年頭のご挨拶」

メルボルン日本商工会議所会員の皆様、明けましておめでとうございます。

真夏の新年を迎えるのも今回で2度目となりますが、今年は家族と静かに新年を過ごし今後の鋭気を養ったところでございます。

昨年を振り返りますと、日豪間の関係がより緊密になった一年だったと思います。政治的には歴代の総理大臣で初となる安倍総理のダーウィン訪問や、2+2が開催されたこと。経済的には、当地における褐炭水素プロジェクトの進展や近年最大の参加者となった第56回日豪経済合同会議では「長期的視点」が日豪関係にとって重要であることを関係者間で共有しました。

特に、昨年末にはCPTPPが発効したことで、今後の日豪間の貿易関係は物品、投資、サービス等様々な分野においてより活発化することが期待される他、豪州への日本産牛肉の輸入が17年ぶりに再開されたことなどは、日本が目指している2019年の農林水産物・食品の輸出額1兆円の達成を後押しする重要な出来事でした。

また、総領事館としては、これまでも様々な機会を通じて、当地の企業、政府、文化関係者等と商工会の皆様との交流を図ることができる機会を作ることができるような声がけもさせていただきました。

今年は新天皇の即位が予定されており、新しい時代の幕開けとなることに加え、ラグビーワールドカップも開催予定であることで、日本への観光客も更なる増加が見込まれます。

そして、今年3月にはカウラ・ブレイクアウトから75周年を迎え、多文化祭が「日本」をゲスト国として開催されることもあり、商工会の皆様からも可能な限りのご支援をいただけますと幸いでございます。

2019年が貴商工会議所にとって更なる飛躍の年となり、また会員の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

在メルボルン日本国総領事 松永一義

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