メルボルン日本商工会議所の会員の皆様、明けましておめでとうございます。
昨年12月にターンブル首相が訪日し、日豪両首脳は日豪の「特別な関係」を一層発展させていくことを確認するなど、両国関係は良好に深化しています。昨年11月には、シドニーで日豪の外務・防衛閣僚会議（２＋２）も開催され、両国は、経済・交流、安全保障、地域・国際情勢など幅広い分野で協力を強化しています。ターンブル首相訪日の際には、イノベーション分野でも協力を深めていくことで一致しました。
日豪経済連携協定が昨年１月に発効し、両国間の貿易・投資は一層拡大しています。このようななか、貴商工会議所の会員数も100を超え増え続けていることは心強い限りです。５年連続で世界一住みやすい都市に選ばれたメルボルンと日本との間の訪問や観光を通じた交流も盛んで、特に豪州からの観光客は増え続けています。
昨年は、愛知県とビクトリア州の姉妹州35周年に際し、ビクトリア州から総督が訪日し、また愛知県からも様々なミッションが来訪しましたが、本年10月には貴商工会議所の皆様のご尽力が実りメルボルンで日豪経済合同委員会会議が開催されます。日本と豪州、ビクトリア州の更なる経済関係強化の機会となる会議の成功に向け、州政府も既に準備を始めたと聞いております。
豪州の方々の日本に対する親近感や信頼感、日本に対する理解の深さは、日本企業の皆様による豪州経済への貢献をはじめ、長年にわたる多くの方々の不断の努力により培われ支えられております。総領事館と致しましても、貴商工会議所との連携を一層密にしつつ、州政府や日豪の経済関係者とも協力しながら、両国の経済関係が一層発展するよう、引き続き努めて参ります。今後とも皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2016年が貴商工会議所にとって更なる飛躍の年となりますよう、また会員の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせて頂きます。
在メルボルン総領事 羽田恵子